他人事ではない子宮がんの死亡率
増加の一途
宇宙船が月と地球との間を往復し、医学界では多くの研究が世界の注目を浴び、経済で世界をリードし、今や飛ぶ鳥のごとく油の乗っているはずの日本国内で、なんとしても克服できない"ガン"という病気があります。
早期発見・早期治療こそ克服の要だということは、久しい前から提唱されており、いいかげん耳にたこができているはずなのに、生存率が一向にあがらないのはなぜなのでしょうか。この後の章でも詳しくお話しますが、その一つの原因は、がん腫瘍の発症場所が、レントゲンの目も届かない奥深くにできてしまうというということもあるかもしれません。
そのために子宮頸がんの発見が遅れてしまったのです。2~3年前までは、子宮がんといえば内膜ガン(体がん)を指していたのです。子宮頸がんの発生要因に特殊なウイルスが関係しているらしいことが明らかになってきました。このウイルスは性行為を通して伝染するということで、思い出されるのはHIVです。
かつてはアフリカ南米に増発し、深刻な問題となっていたものが、なぜか数万キロ離れた日本に飛び火?!短い間に次々と犠牲者を出し、国中の人々を震撼とさせましたよね。このHIVは、単に血液のみならず子宮さえ犯していくのです。
ここまで国中に広がった背後には若い人の間に当たり前のように拡大し、浸透していったフリーセックスという発想があります。当然性交渉が多い人ほど要注意です。しかしながら、死亡率が高いのはむしろ働き盛りの中高年の女性たちです。これは検診率の低さが、さらに関連してきます。
女性の進出が急速に伸び、仕事に追われる中で、検診をしない女性が圧倒的に増えているのです。こうした悪循環が、子宮頸がんの増加につながっているとも言えるのです。